フェカリス菌fk23株の効果は特許を複数取得!配合商品をご紹介

フェカリス菌はエンテロコッカス属フェカリス種の腸球菌で、乳酸菌の一種です。

ニチニチ製薬が持っているFK-23(FK23)株は多種多様な効果が死菌の菌体成分に見出されているため、加熱殺菌菌体がサプリなどに用いられています。

もちろん他にも菌株はありますが、どちらかと言うと菌体成分の効果に注目したものが多く、生菌としてのフェカリス菌はマイナーな存在になっているようです。

このFK23株、実はとてもおもしろい効果をもっているんです。商品とあわせて紹介していきます。

FK-23株は乳酸菌はめずらしい効果を持っている

FK-23株は1986年に人の腸から見つかって依頼、ニチニチ製薬がその働きについて数々の研究を行い、特許を複数取得しています。

それによると、免疫賦活作用や抗腫瘍作用のほか、抗がん剤の副作用を抑えたり、C型肝炎に対する治療効果を持っていたりと、多彩な効果が期待できる乳酸菌です。

FK-23株は加熱殺菌して提供される

FK-23株は、さまざまな研究から加熱殺菌した菌体成分に効果があることが分かっているため、生存させておく条件を整える必要がない、殺菌菌体として利用されています。

他の多くの乳酸菌に見られるように、菌体成分が小腸のパイエル板などのリンパ組織で免疫システムに働きかけて、さまざまな機能を発揮します。

特に免疫賦活作用から、感染症を予防したり、抗がん効果を発揮したりというところに注目が集まっています。

さらに、高脂血症モデルの実験動物を用いた研究によって、血中コレステロールや中性脂肪の値を下げることも確認されています。

その他にも、血圧低下作用やアレルギー抑制、さらには美容に役立つ効果や抗酸化作用など、幅広い効果が期待されているのです。

FK-23株はサプリで提供されている

FK-23株については、菌を持っているニチニチ製薬から、プロテサンやエンテローラと言うサプリメントがリリースされています。

▼FK-23濃縮乳酸菌 プロテサンシリーズ|ニチニチ製薬
FK-23濃縮乳酸菌プロテサンシリーズ商品イメージ

▼FK-23濃縮乳酸菌 エンテローラ|ニチニチ製薬
FK-23濃縮乳酸菌エンテローラ商品イメージ

プロテサンシリーズには乳酸菌菌体の含有量などによって、さまざまなバリエーションがあります。

FK-23株は、検索エンジンの広告でもよく見かけますので、割合有名ですね。万能薬的効果もよく見聞きします。

EC-12株も多彩な効果を持つフェカリス菌

EC-12株は、ベビー用品で有名なコンビ株式会社のファンクショナルフーズ(機能性食品)担当の部署が扱っているフェカリス菌です。

やはり殺菌菌体成分として、食品などに配合しやすくして、主に業務用にリリースしています。

EC-12株は1グラムで5兆個

もともとエンテロコッカス属は球菌で、フェカリス種は比較的小さい細菌です。ですので、例えばビフィズス菌のような多型桿菌に比べると場所を取りませんし、死菌になってしまえば濃縮しやすいのです。

そのため、EC-12株はたった1グラムの中に5兆個という大変な数を入れることができています。もちろん先に紹介したFK-23株も高濃縮されていますが、EC-12株のほうが少し上回っているようです。

この菌株も、整腸効果の他、免疫賦活作用、アレルギー抑制作用、抗腫瘍作用、腸の炎症の抑制作用などが知られています。さらに褥瘡(床ずれ)ややけどの治癒を早める効果もあるようですね。

EC-12株はお菓子などにも使われている

コンビ株式会社自体は、EC-12株をサプリなどにして販売していません。業務用製品原料として食品メーカーや医薬品メーカーなどにおろしています。

有名どころでは、久光製薬やDHCなどがサプリメント化していますね。

▼乳酸菌EC-12|久光製薬
乳酸菌EC-12商品イメージ

▼乳酸菌EC-12 30日分|DHC
dhc乳酸菌EC-12の30日分商品イメージ

さらに、キャンディなどのお菓子にも配合されている商品が結構あります。他の記事でも紹介していますから、ここでは2017年9月11日に発売になったばかりのものを紹介しましょう。

愛知県のお菓子メーカー、株式会社リボンからリリースされた「毎日乳酸菌キャンディ」です。

▼毎日乳酸菌キャンディ|株式会社リボン
毎日乳酸菌キャンディ商品イメージ

この商品には、1粒あたりEC-12乳酸菌が100億個含まれています。

EC-12株は死菌であっても菌の個数がカウントできる

通常、加熱殺菌したものは培養できませんから、菌数をカウントすることはできません。しかし、この菌を発売しているコンビ株式会社は、最終製品を持ち込むと、EC-12がどのくらい入っているかの菌数をカウントするサービスを行っています。

ですから、加熱殺菌した菌体であっても、1粒に100億個などの菌数を表示することが可能なのです。

もちろん、使用した量から計算で割り出すことは可能ですが、最終製品を検査して表示してくれたほうが信頼できますよね。

コンビ株式会社は、同じ手法でビフィズス菌を菌体成分化したものも発売しています。しかし、ビフィズス菌は大きくて形もいびつなので、1グラム中1000億個にとどまっています。

最高度濃縮のEF-2001株にも強い免疫賦活効果が期待できる

日本ベルムが製品化しているフェカリス菌EF-2001株は、1gあたり7兆5000万個と言う、最高度に濃縮された菌体成分であることを誇っています。

もちろん、この製品も加熱殺菌されたものですので、菌を生かしておく工夫は不要なので、さまざまな製品に利用しやすいものです。今のところサプリに用いられているようです。

製品化されたEF-2001株は細胞壁を濃縮したもの

メーカーの公式サイトを見ると、この製品はフェカリス菌EF-2001株の有効成分は細胞壁であるとしていて、加熱殺菌して細胞壁成分だけを濃縮したものだそうです。

ですから、菌実質や核酸などを含むEC-12株やFK-23株より高度に濃縮できるようです。

この菌の効果としては、免疫賦活効果に特化されていて、感染症はもちろん抗腫瘍効果についてもかなり期待しているようですね。

抗がん剤と比較して活性を測定している

メーカーの公式サイトによると、製品の品質管理において、この製品によって活性化されたTNF-α(腫瘍壊死因子α)を腫瘍培養液に加え、それによって死滅した腫瘍細胞の数が規定の70%以上であることを確認しているそうです。

その規定は、ストレプトコッカス属ピオゲネス種Su株をペニシリンによって処理し凍結乾燥した、ピシバニール(OK-432)と言う抗がん剤によって死滅する腫瘍細胞の数を100%としています。

つまり、抗がん剤の70%の抗腫瘍効果を持つことが、この製剤の基準ということになります。ただ、ピシバニール(OK-432)は注射薬ですので、このEF-2001株を飲食しても、それがそのまま70%の抗がん効果には繋がりません。

それでも、感染防止などに役立つ、強い免疫賦活効果は期待できると考えても良いでしょう。

サプリは1包1兆個

このEF-2001株を使用したサプリは、かねろく製薬から発売されています。1包1兆個という、殺菌菌体成分ならではの高密度な製品になっています。

▼ベルムア150|かねろく製薬
ベルムア150商品イメージ

お徳用のもので税込み1包216円ですので、それほど割高というわけではありません。

あまりメジャーではありませんが、細胞壁と免疫に特化した姿勢と言う独自性の高さに注目してみました。

生きたフェカリス菌は新ビオフェルミンSに入っている

フェカリス菌は加熱殺菌した菌体成分が多いのですが、メジャーな製品では一つだけ、指定医薬部外品である整腸薬の「新ビオフェルミンS」に濃縮休眠乳酸菌末として配合されています。

▼新ビオフェルミンS
新ビオフェルミンS商品イメージ

休眠であって死菌ではないので、身体の中に入ると活性化して、増殖や代謝を始めるのです。

急速に増殖するフェカリス菌

新ビオフェルミンSに配合されているのはフェカリス菌129 BIO 3B株です。公式サイトによると、腸の中で急速に増殖するのが特徴であるということです。

乳酸球菌ですので、主に小腸に棲みつくということです。もともと人間由来の菌であるということで、定着もしやすいようですね。もちろん、腸内環境は一人ひとり異なりますから、誰にでも定着するということはありません。

フェカリス菌は急速に増殖するため、他の菌に先立って乳酸の分泌を始めますから、同時に摂った乳酸きにゃビフィズス菌が増えるための下地を作ってくれます。

増殖するから配合菌数はあまり気にしなくても良い

新ビオフェルミンSに配合されている乳酸菌数は公開されていませんが、殺菌菌体成分よりはうんと少ないと思われます。しかし、腸の中で急速に増殖するわけですから、それほど多く入っている必要はありません。

増殖すると同時に、死んで行く菌もいるわけですから、菌体成分による効果も、ある程度は期待しても良いと思います。

もちろん新ビオフェルミンSは整腸薬ですから、免疫賦活効果などを表示することはできませんので、利用者が期待するだけにとどまります。

なお、ビオフェルミン製薬ではこの菌のことをフェーカリス菌と長音記号を入れて表示していますが、ここでは他の菌と合わせて長音記号無しで表記しました。

また、公式サイトには学名として Streptococcus faecalis (ストレプトコッカス属フェカリス種)と表記されていますが、これは以前の分類で、現在は Enterococcus faecalis (エンテロコッカス属フェカリス種)に分類され直していますので、そのように記載しました。

新ビオフェルミンSには、ビフィズス菌とアシドフィルス菌という、割合なじみのある乳酸菌が一緒に配合されているのです。もちろん休眠生菌です。

フェカリス菌はあまりヨーグルトには使われない

このように、さまざまな効果が期待されるフェカリス菌ですが、ヨーグルトに配合されているものはほとんど見かけません。伊藤園×チチヤスの共同企画による「朝のYoo」にも、配合されているのは殺菌菌体です。

▼朝のYoo 伊藤園×チチヤスの共同企画
朝のYoo商品イメージ

菌株は公開されていません。

ここまで殺菌菌体に特化される乳酸菌も珍しいですね。

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